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こころとからだをあたまから

STORY

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現在、僕が提供している施術は、「クレニオ・セイクラル・セラピー」「ファッシア整体」「筋力反射テスト」を組み合わせた独自のものです。

 

「クレニオ・セイクラル・セラピー」とは、アメリカの医師が開発したセラピーで、「中枢神経(脳と脊髄)」を包む「硬膜」という組織、そしてその膜の内側を流れる「脳脊髄液」を整えます。

中枢神経、硬膜、脳脊髄液と、なかなか馴染みのない言葉ばかりが並びますが、「人間のコアの部分」と理解してもらえればと思います。わたしたち人間は、まるい卵の状態から、おたまじゃくし状に変形します。内臓や四肢は、おたまじゃくし状から派生した、いわば末端です。

不調が治らないのは、おたまじゃくしの部分に問題があるから。「クレニオ・セイクラル・セラピー」ではそう考えます。理論上は、コアを整えることで、全身のいたるところを治癒に向かわせることが可能です。

「クレニオ・セイクラル・セラピー」は、膜をほどくためにやさしいタッチを使うので、ものすごく心地良いのが特徴です。しっかりと変化するのに、リラクセーションにもなる。しかも万能。「これは最強のボディケアだ」と感じ、ずっとワークを続けてきました。

 

ところが、「クレニオ・セイクラル・セラピー」にも弱点がありました。素早い結果がでるのは、自律神経系、ホルモン系のお悩みについて。筋骨格のゆがみが大きな方には、かなり辛抱強く続ける必要があることに気づきました。

例えるなら、わざわざ足ツボから内臓にアクセスするようなもので、直接、内臓に触れたほうが早いときがある。当然といえば当然なんですけど、その頃の僕は「自然治癒信仰」が強く、自分の健康哲学がエゴになっていました。

 

そこで、「クレニオ・セイクラル・セラピー」のやさしいタッチを、筋骨格、関節に応用することを思いつきました。背骨、指、足首など、動きづらく固定されてしまったところを、ほんのわずかに関節をひねったり、引っ張ったりするだけで、元通りにできることがわかりました。

弱いタッチで驚くほどに可動域が変化するので、「エネルギーを使っているんですか?」とよく聞かれるんですが、実は、全身を蜘蛛の巣のように網羅している繊維状の組織(最近では「ファッシア」と呼ぶのが一般的になりつつあります)を整えています。

筋骨格は、このファッシアの張力によって位置が決定されています。言い換えれば、筋骨格のゆがみは、ファッシアを整えることで正しく戻っていくのです。この方法を、ここでは「ファッシア整体」と呼ぶことにします。これにより無痛でからだのゆがみを整えることが可能になりました。いまは、頭だけでなく、必要に応じて末端も整えています。

 

「クレニオ・セイクラル・セラピー」と「ファッシア整体」、この2つがあれば無敵だろう。そう思っていましたが、またもや簡単にはいきませんでした。多くのパターンに対応できるようになりましたが、どうしても変化が戻ってしまう方に出会います。

 

そこで、カイロプラクティックから派生した「筋力反射テスト」を独自に解釈していきました。

これは脳のストレス反応を利用したテスト法です。脳がストレスを感じると、神経系が混乱し、20秒ほど筋膜がたるみます。つまり、瞬間的に筋力が落ちるのです。

これまた「クレニオ・セイクラル・セラピー」の技術を応用することで、クライアントの筋力を使わずとも、脳脊髄液の流れを触診するだけでテストできることがわかりました。

このテストを習得すると、施術するべき場所がわかるようになります。

ストレス反応が出る場所は、クライアントの脳が「違和感があるから整えたい」と感じている場所。一方、どんなに見た目がゆがんでいたとしても、反応が出ない場所は、脳が「変化したくない」と判断しているということです。もっと別の場所に原因があるか、または、順番がもっと後であることを示しています。

「整えてはいけないゆがみ」がある。これを知ったのは大きな収穫でした。からだが治りたい順番は、からだに聞かないとわからない。施術する側がいくら考えても、ムダなんですね。

 

さらに大きな収穫だったのは、この「筋力反射テスト」を応用することで、もっと深い原因にアクセスできることでした。

筋力反射テストとはつまり、脳のストレス反応テストです。嫌いな食べものや、過去に起こったショックな体験を思い浮かべただけでも、 反応が起こります。

不調の原因を「ウイルス?」「精神的なもの?」などと聞いていき、思い当たる節にヒットすると、ストレス反応が出ます。(クライアントご自身が覚えていなくても、脳の貯蔵庫には情報が眠っているので、反応します)

そのストレス反応を出しながら、「クレニオ・セイクラル・セラピー」の神経系を整えるテクニックを施すと、反応が穏やかに消えていきます。

これは感覚の話なので、科学的な説明ができません。ですが、もう一度同じ質問をしてもストレス反応が出なくなるので、「リリースされたな」と確信するのです。実際にクライアントさんからも、「あのあと、なぜか体調がいいんです」と感想をいただくことが多いので、やっているこちらも毎度のことながら驚かされます。

 

このテスト法を試していくなかでわかったのは、原因はひとつじゃなくて複数あるということ。たとえば、頭痛の原因が、生まれたときの首のひねり、気管支に残ったウイルスのダメージ、横隔膜の緊張による呼吸の浅さ、母親にいわれた些細なひとこと、電磁波による自律神経系の緊張、だったりします。

原因はいろいろ、しかも足し算のように積み重なっています。どこにいっても改善しない不調を抱えている人が多いのも、なんだか頷ける気がしています。

 

自律神経、ホルモン系の不調には、「クレニオ・セイクラル・セラピー」をベースに。筋骨格の不調には「ファッシア整体」を取り入れながら。どちらも、触れるだけの「筋力反射テスト」を使って、施術するべき場所なのかを確認しながらやっています。そして、さらに深い原因、精神的なショックや過去のトラウマを調べて、リリースしています。

 

いっときは純粋な「クレニオ・セイクラル・セラピー」をやっていましたが、いまではだいぶ亜流になってしまったので、C以下を削除して、「C/」と名乗っています。もっと良くなる方法があれば、どんどん取り入れていくつもりです。